台所の食料品棚は“薬”の宝庫(2006.06.09掲載)

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Image病気の予防や治療によい飲食物

医師が薬の代わりに、「チョコレート2口、赤ワイン1口、魚1切れの飲食」を処方することも、あながち現実離れした話ではなくなってきた。最近の研究で、一部の飲食物に病気を予防するだけでなく治癒力もあることが明らかになってきている。

ダークチョコレート;ダークに限り降圧効果とインスリン感受性向上効果が報告されているが、脂肪やカロリーが高いので食べすぎに注意。
赤ワイン;フラボノイドとタンニンによる効果で、HDL(善玉)コレステロールを増やし、LDL(悪玉)コレステロールを減少させる。
カレー;スパイスの1種のクルクミン(ターメリック)に、主に動物でがん細胞の増殖抑制作用が認められている。
クランベリージュース;クランベリーに含まれるフラボノイドは、膀胱壁の細菌増殖を阻害し尿路感染症予防によいとされてきたが、胃潰瘍や歯周病の予防によいという報告もある。
緑茶;抗酸化物質のカテキンの作用で、一部の研究でがんの予防や抑制効果、減量効果が報告されるが、否定的な研究もありまだ確立されていない。
ニンニク;初期研究で、コレステロールの蓄積や細菌・ウイルス感染を予防する効果が示されている。ただし食べすぎると、害を及ぼすことがあるので注意が必要。
魚;EPAやDHAなど魚に含まれるオメガ-3系脂肪酸は、乳幼児の脳の発達を助け、コレステロール値の上昇を抑制し、また抗凝血作用もある。

こ れらは、「ニュートラシューティカル(栄養nutrition+薬pharmaceuticals)」や「機能性食品」と呼ばれるが、専門家は「これらの 成分をサプリメント(栄養補助食品)から摂取するよりは、健康によい食品として飲食することを勧める。またこれらの食品が医薬品に代わるわけではないの で、医師からの処方薬を勝手に止めてはいけない」と、述べている。

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