極度の肥満は災いのもと(2006.07.05掲載)

share on:

Image女性の健康リスクは体重とともに増大

女性は、肥満度が増すほど、冠動脈疾患、高血圧、糖尿病などの病気の危険性が高まり、死に至る可能性もあることが、米ピッツバーグ大学(ペンシルベニア州)の研究で明らかになった。

研究では、さまざまな人種が混成した約9万人の米国人女性の、体重、心疾患、死亡に関するデータを、平均7年間追跡調査し、分析したが、肥満度が極度に高い女性の健康リスクが、これまでは実際よりも低く評価されてきていたのではないかとみられている。

肥 満度は、対象者のデータに基づき、3段階に分けられ、肥満1度(肥満指数BMI30~35未満)、肥満2度(同35~40未満)、肥満3度(同40以上) とした。身長約162センチ、体重約105キロであれば肥満指数は40となる。(編集注=肥満指数として用いられるBMI: body mass indexは、体重(kg)÷身長(m)2で求められる。25以上30未満が過体重、30以上が肥満とされる。)

肥満2度と3度は、「深刻な肥満」とされているが、米国では年々増えており、その数は、1986年~2000年の間に4倍となり、2000年には全女性の2%を占めるまでになった。また、研究により、肥満度が増すと、健康リスクも高くなることがわかったという。

「肥 満の度合いを知ることは、女性の肥満と健康リスクの関係を理解する上で重要なことだ。概して、極度の肥満女性は、7年間の追跡調査の間に死亡する割合が、 他の肥満女性に比べて多い。肥満に関連した健康リスクをより正しく評価することは、女性が自分の健康を考える上での助けになるだろう」と研究者は述べてい る。

>原文