危険な性行為を招く(2006.07.06掲載)

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Imageうつ状態のティーンは妊娠や性感染症のリスクが高い

性的に早熟な、うつ状態のティーンは、コンドームや避妊薬(具)を使用しないなどの、危険な性行動に走りがちで、エイズの原因となるHIVや他の性感染症(STD)、望まない妊娠などのリスクを増やしていることが、米国の新しい研究で明らかになった。

研究では、10代の小学生~高校生までの男子1,921人と女子2,231人を対象に、1995年に、うつについての面談を行い、1年後に彼らの性行動について追跡調査をした。対象者は、いずれも1995年の面談時以前に性交渉の経験があり、追跡調査時まで未婚だった。

1995 年の面談時には、約9%の男子と、約16%の女子に「重い」うつ症状がみられたが、うつ症状が重いほど、男女共に、後に危険な性行為をしていた。男子で は、コンドームを拒んだり、避妊をしないことに加え、症状が重いほど、性交時にアルコールや麻薬を摂取しており、女子では、避妊をしないことの他に、1年 間に3人以上のパートナーと性的関係を持っていたこともわかった。

また、症状が重い男子は70%、女子は50%ほど、「軽い」症状の男女と比べて、危険な性行為を1年間に少なくとも一つ、行っている確率が高くなった。

専 門家はこの原因について「うつ状態の若者は、孤独感から、パートナーとの親密な関係を深めたり、大事だと思っている関係を保つために、危険な行為をしがち だ。また、自分に自信が持てないため、性行為や麻薬を拒むことや、避妊をするなどの自己防衛ができなくなる。自傷行為として行う場合もある」とみている。

また「両親や医療従事者は、若者のうつ症状に注意し、心の支えになること。危険な性行為をしないよう忠告するべき」と述べている。

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