メディアが摂食障害を煽(あお)る(2007.2.5掲載)

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Image命取りにもなりかねない摂食障害の原因が、ファッション雑誌などのメディアにあるかもしれないという事実が、米国の研究で明らかになった。ダイエットや減量の雑誌記事を頻繁に読む少女は、不健康な体重調整をしがちだという。 最近では、南米ウルグアイでフアッションモデルがショーの途中で心臓発作を起こしたり、ブラジルでもモデルがダイエットで命を落とすなど、摂食障害は国際的にも議論の対象となっている。

今回の研究では、小学校高学年~高校生までの少女2,516人を対象に、食事内容や運動、その他の項目について調査をした。研究開始の1999年に、調査票への記入依頼、身長と体重の測定を実施し、5年後の2004年に再調査を行った。

その結果、雑誌記事を最も頻繁に読んでいた少女たちは、全く読まなかった少女たちに比べ、断食や食事を抜く、たばこの量を増やすなどの不健康な体重調整を行った数が2倍となった。また、食べたものを吐いたり、便秘薬を服用するなどの過激な行動は、その数が3倍にもなった。

研究者は、少女たちがメディアの情報に晒(さら)される機会を減らしたり、記事をもっと批判的に読むよう、周囲が手助けする方法を提案している。

例えば、両親は自分自身が雑誌の購入をやめることで、ダイエットや過度にスリムになることを煽(あお)る雑誌に、娘たちが触れる機会を制限することができる。「そういった種類の読み物を家の中に置かないことは、両親、特に母親の役目だ」と専門家は述べている。また、医師も待合室から雑誌を取り除くことで、少女の目に触れないようにできるとしている。
(HealthDayNews 1月2日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=600561
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