予防が先決(2007.5.7掲載)

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Image任意型のクラミジア検診の効果に疑問

最も多い性感染症であるクラミジアの検診プログラムが、感染率の減少にあまり役立っていないことが、スイスの研究で明らかになった。特に、医療サービスを受ける際に、感染症検診も勧めるいわゆる“任意型”検診に関しては効果がないという。

スイスの専門家は、検診プログラムの効果を裏付ける根拠がないとしているが、米国の専門家によると、クラミジアは時に無症状で、発症に気付かず未治療でいると、女性の骨盤内炎症疾患や子宮外妊娠、不妊症などの深刻な合併症に至ることもあるため、女性が検診を受けることの重要性を指摘している。

クラミジア感染症は、抗生物質で簡単に治療ができ、検査方法も検尿という簡単な方法で、1日で検査結果を知ることができる。また、最近では、以前から言われているような深刻な合併症に至る率は低いという調査結果もある。

検診プログラムには2種類あり、住民登録を利用して対象者を選び、特定の感染症について定期的に検診を促す方法と、別の目的で医療サービスを利用した人について、任意の検診を提供する方法がある。

スイスの専門家は「単なる検診と検診プログラムでは、意味が違う。検診は確実に実施されるようプログラム化されて、初めて効果が期待できるもので、対象者に定期的に繰り返し検診を受けてもらうことに意義がある。任意検診だと、必ず次回も受けるという確実性がない」と不定期な検診では無症状の感染症の拡大を防ぐことは難しいと指摘する。

また、米国の専門家は「予防に勝る策はない。性感染症の主な原因は、性交渉の相手が複数になること。性交渉の開始年齢が早いほど感染リスクも増える。予防の大切さを再認識するべき」と述べている。
(HealthDayNews 4月5日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=603435
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