当たらないのが一番(2007.5.28掲載)

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Image紫外線対策には日焼け止めよりも日除け

日光浴好きな人には耳の痛い話だが、スイスの研究によると、がんを引き起こす紫外線から皮膚を守る最善策は、直射日光を避け、日除け服を着用して肌の露出を最低限に保つことだという。日焼け止めクリームはつけないよりましだが、代用策として十分ではない。

米国がん協会(ACS)では、皮膚がん対策として“Slip-Slop-Slap”というスローガンを提唱している。さっとシャツを着て(Slip)、日焼け止めをつけ(Slop)、スポンと帽子をかぶる(Slap)という内容だ。また、別の専門家は、地面に映った自分の影が短いほど、太陽光線の危険性が高く、外出せず室内や日陰にいるほうが良いという“影の法則”も紫外線対策として効果的だとしている。

研究者グループは、太陽光(紫外線B波)防護指数(SPF)は、織目の細かく布地が厚いデニムやウール、ポリエステルの方が、綿やリネン、アセテートよりも高いとしており、日焼け止めクリームはSPF 30以上のものを勧めている。

日焼け止めクリームには、紫外線散乱剤を含む無機系と、紫外線吸収剤を含む有機系の2種類がある。無機系は酸化亜鉛や二酸化チタンを利用して紫外線を散乱させ日焼けを防ぐもので、肌アレルギーを起こしにくい。有機系は光防護作用のある有機化学物質を組み合わせたもので、紫外線を吸収後、熱エネルギーに変え放出する仕組みだ。外出15分~30分前につけておくと良い。

日焼け止めクリームは、激しい皮膚のダメージや非メラノーマ(黒色腫)皮膚がんには効果的だが、最も危険な皮膚がんであるメラノーマへの効果は明確ではない。クリームの効果を最大限にするには、たっぷりと均一に、紫外線の波長(吸収剤は主にB波を吸収)に合わせた使用が求められる。
(HealthDay News  5月3日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=604271
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