体を弱らせない(2007.6.11掲載)

share on:

Image安静中の妊婦にも簡単な体力作りが必要

米国理学療法士協会(APTA)の専門家によると、自宅や病院での安静を指示されている妊婦も、特別に作成された安全な運動メニューなら行うことも可能で、むしろ行うべきであるという。

 

米国では毎年約70万人の女性が、三つ子以上の多胎妊娠など危険性の高い妊娠とみなされ、自宅や病院での安静を指示されている。しかし、多くの場合、長期療養の影響で体が弱る可能性は指摘されないため、出産直前や直後の肉体的、精神的負荷に準備できない妊婦もいる。

長期間安静にした結果、肉体的には、心臓が弱ったり、筋骨格の痛み、同じ体勢や姿勢を保つストレス、肌トラブル、筋肉の衰えなどがみられ、精神的には罪悪感やストレス、うつなどの症状が表れる。

APTAの専門家は全米の理学療法士に、安静中の妊婦のための安全な特別運動プログラムを作成するよう指導しており「理学療法は運動と同一視されることがあり、多くの医師は、運動が危険性の高い妊婦に悪影響を与えると考えているため、安静中の妊婦に理学療法士を勧めないが、これが大きな間違いだ」と指摘する。

専門家によると、理学療法士は筋緊張(健康な筋肉の正常な緊張状態)の緩みや体力の低下を最小限に抑え、妊婦ができるだけ快適に過ごせるよう手助けをするもので、「出産後にトライアスロンで競い合うためにトレーニングを行うものではない。我々の目的は、妊婦が体力や柔軟性を保ち、出産後の腕や脚の動きがうまく運ぶようにすること。そうすれば、ベビーカーを持ち上げたり、赤ちゃんを抱いたりする準備ができるだろう」と述べている。
(HealthDay News 5月12日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=604215
Copyright © 2007 ScoutNews, LLC. All rights reserved.