リンゴのパワー(2007.6.25掲載)

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Image妊娠中のリンゴ摂取は子供のアレルギー性疾患を防ぐ

妊娠中にリンゴを食べると、その子供が5歳時に喘鳴(ぜいめい)や喘息(ぜんそく)になることを防ぎ、魚の摂取は子供のアトピー性皮膚炎を防げることが、オランダとスコットランドの研究で明らかになった。

研究では、妊娠中32週間の食物摂取状況について、質問票に記入した女性から生まれた子供1,212人を調査した。子供が5歳になった時点で、呼吸器とアレルギーの症状について聞くと同時に、子供の食物摂取状況を調査し、肺機能やアレルギー検査も行った。

その結果、母親が妊娠中にリンゴや魚をよく食べていた子供は、喘息やアレルギー症状が少ないことがわかった。特に、週に1回以上、魚を食べていた母親の子供は、全く魚を食べなかった母親の子供と比較して、5歳時にアトピー性皮膚炎になる確率が43%低いことが明らかになった。また、妊娠中、週に4個以上のリンゴを食べていた母親の子供は、1個以下の母親の子供と比較して、喘鳴が37%、喘息症状が46%、医師から喘息の診断を受けた確率が53%低かった。

また、野菜やフルーツジュース、柑橘(かんきつ)類、穀類、乳製品など、他のどの食物からも、喘息やアレルギー症状を防ぐ効果はみられなかった。研究者は、リンゴのフラボノイドが喘息のリスクを減らし、魚のオメガ-3脂肪酸に予防効果があるのではないかと推測しているが、フラボノイドは他の食物にも含まれているため、なぜリンゴだけなのか更に調査が必要だという。

専門家は、妊婦が摂取すべき量について言及するには時期尚早だとし「健康的でバランスのよい食事を取ることが大事。魚には水銀などの汚染物質が含まれている可能性もあるため、食べすぎに注意すること。また、ビタミンや葉酸の摂取を心がけ、喫煙や飲酒を控えて、生まれてくる子供が最大限の健康を享受できるようにするべき」と述べている。
(HealthDay News 5月21日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=604776
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