トイレ使用後に手を洗わない人が増える(2007.10.29掲載)

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Image米国人では、以前に比べ公衆トイレで用を足した後に手を洗う割合が減少していることが、一般市民を対象とした観察研究により明らかになった。

研究では、アトランタ(公園)、シカゴ(科学博物館と水族館)、ニューヨーク(グランドセントラル駅とペン駅)、サンフランシスコ(フェリーターミナル)の計4都市、6カ所の公衆トイレを使用した約6,100人の行動を観察・記録した。その結果、トイレ使用後に手を洗った人は全体の77%で、2005年の83%より6%減少していた。

男女別に見ると、2007年では女性88%、男性66%で、2005年と同様女性の方が手洗い率は高かった。男女とも2005年に比べて2007年で減少していたが、その減少率はとくに男性で大きかった。都市別の手洗い施行率は、シカゴ(81%)、ニューヨーク(79%)、アトランタ(75%)、サンフランシスコ(73%)の順であった。

研究者は「感染症の予防や流行防止のために各個人ができる最も有効な手段の1つは、手を頻繁に洗って清潔に保つことである。不潔な手によって感染が広まることの多い普通の風邪、インフルエンザ、食中毒などの治療にかかる医療費と、不労働および生産性低下によって生じる経済的損失は、米国だけでも毎年何百億ドルにも上る」と述べている。

風邪やインフルエンザは空気感染以外にも、鼻水や咳を触った手でドアのノブや机などに触れて感染するケースもある。ウイルスや細菌の中には2時間以上も生存できるものもあり、それらを触った手で目をこすったり、口の周りを触ることによって体内に入り感染する。

手洗いは石鹸で15~20秒よくこすり、温水の流水で十分に洗い流す。アルコールの入った使い捨てのウエットタオルやジェルの使用も有効である。
(HealthDay News 9月21日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=608336
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