携帯メールで食事日記を作成する子どもはダイエットが長続き(2009.1.5掲載)

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Image子どもたち自身が携帯メールを使って食事日記をつけることで、日記作成が長続きし、ダイエットを成功に導く可能性の期待できることが、従来どおりの日記を書くグループと比較検討した研究で明らかになった。

米ノースカロライナ大学(チャペルヒル)精神医学助教授のJennifer Shapiro氏らが行った研究で、5歳~13歳までの子どものうち、食事と運動内容を毎日携帯メールで日記にしていた子どもは、紙とペンで従来どおりの日記を書いていた子どもと比べて、2倍ほど長続きすることがわかった。研究結果は、米医学誌「Journal of Nutrition Education and Behavior」11/12月号に掲載された。

研究では、5歳~13歳の子どもを持つ31家族を対象に、8週間の追跡調査を行った。子どもたちの食事データが携帯メールで報告された場合は、すぐに目標の達成度を示す携帯メールが返信された。一方、紙とペンで日記を書いた子どもたちは、栄養士が達成度を通知するまで、1週間待たなければならなかった。

Shapiro氏は「フィードバック(評価)はとても重要。誰かが自分を見ていてくれるという気持ちから、日記をつける責任感が生まれる」とみている。

同氏によると、今回の研究目的は体重の減少率を測定することではなく、どれだけダイエット日記を続けられるかを調査することだったという。ただし、研究が小規模で、統計学的な有意性がみられなかったことから、より規模が大きく期間の長い研究が、繰り返し行われることに期待するとしている。

Purdueパデュー大学(インディアナ州)教授のDorothy Teegarden氏は「携帯メールによる試みは、特に新世代とのコミュニケーション手段としてとても興味深い」と述べているが、年齢差があり、両親も参加している今回の研究の有効性を調べるための、さらなる研究が必要だとしている。

また別の専門家は、研究の際、全員の子どもが携帯メールグループを希望したことから、紙とペングループに割り付けられた子どもたちは、希望どおりに携帯を使わせてもらえなかったため長続きしなかったのではないかとみている。(HealthDay News 11月20日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=621533
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