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ヘルスデーについて/

少女を含む米国女性において暴飲が一般化 -乳癌や性感染症のリスクが増加(2013.7.17掲載)

少女を含む米国女性において、暴飲は重大な問題であり、女子高校生の5人に1人、若年女性の8人に1人は頻繁に暴飲しているとの報告が、米国疾病管理予防センター(CDC)からなされた。

女性における暴飲とは、一度に4杯以上のアルコール飲料を飲むことを意味する。

CDCの研究者らは、2011年の行動危険因子サーベイランスシステム(BRFSS)に参加した女性278,000人と、2011年の全米青少年危険行為調査(NYRBS)に参加した女子高校生約7,500人に関するデータを収集し、結論を得た。

CDC所長のThomas Frieden氏は、「アルコール代謝過程が男性と異なる女性において、暴飲がもたらす結果は深刻である。アルコールの過剰摂取に起因する女性の死亡者数は、少女を含めて毎年約23,000人にのぼり、その大半は暴飲に起因している」と述べている。

さらに、暴飲により乳癌、性感染症、心疾患、予定外妊娠など、多くの健康問題のリスクも増大するという。妊娠女性が暴飲すると、胎児を高濃度のアルコールに曝露させることになり、胎児性アルコール・スペクトラム障害および乳幼児突然死症候群(SIDS)につながる可能性があるという。

Frieden氏は、「過去15年間、暴飲する成人女性の人数はあまり変化していない。しかし若年層では、女子高校生の暴飲頻度が男子とほぼ同程度になるというパターンの変化があった。最近10年間で、男子高校生における暴飲率はかなり減少したが、女子高校生における暴飲率は比較的一定である。飲酒する女子高校生の過半数が、暴飲することがあると回答した。これは女子高校生全体の20%弱に当たる。男女ともに暴飲は一般的であり、成人が消費する全アルコールの50%、未成年者が消費する全アルコールの約90%は暴飲時のものである」と説明している。

暴飲が最も多くみられたのは、18歳~34歳の女性および女子高校生であった。さらに、白人女性およびヒスパニック女性、世帯収入が75,000ドル以上の女性において、暴飲率が高かった。

Frieden氏は、「医師は患者に対し、飲酒、特に暴飲、アルコールの過量摂取によるリスクを説明すべきである。推奨ガイドラインでは、1日あたりの飲酒量を女性は1杯以下、男性は2杯以下としている。未成年者および妊娠女性は飲酒すべきでない」とアドバイスしている。

米国、ノースカロライナ大学(チャペルヒル)精神医学教授のJ.C. Garbutt氏は、「飲酒量増加に伴い、多くの医学的、行動的、社会的問題のリスクが増大することが知られている。暴飲の危険性を考えると、女性への医師および地域主導のリスク教育活動などで、暴飲を抑制する必要がある。しかし、暴飲行動を変えることは困難である」と述べている。(HealthDay News 1月8日)

記事原文:http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=672316
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