GLP-1の作用を増強し、血糖値を改善する新たな経路が、自治医科大学医学部教授の矢田俊彦氏らから発見された。.マウスを用いた実験で、電位依存性Kv2.1チャネルが膵β細胞のGLP-1受容体シグナルとして機能していること、同チャネルをわずかに阻害するとGLP-1作用の感受性が亢進し、低濃度のGLP-1アナログでインスリン分泌が大きく増大することを確認した。同チャネル阻害薬とGLP-1アナログを低用量併用投与すると糖尿病マウスのインスリン分泌が増大し血糖値が低下した。矢田氏らは、同チャネル阻害薬の併用によってGLP-1関連薬により優れた治療効果を期待できるとしている。報告は「Endocrinology」10月22日付電子版に掲載された。(HealthDay News 11月17日).Copyright (c) 2014 HealthDay. All rights reserved.