肥満と過食の治療に有用性が示唆されているオキシトシンについて、自治医科大学の矢田俊彦教授らは、オキシトシンの経鼻投与は直接摂食行動を抑制することが分かったと発表した。.「Neuroendocrinology」電子版に1月5日掲載された論文。検討で、動物実験で用いられる腹腔内投与ルートとヒト臨床試験で用いられる経鼻投与ルートの効果をマウスで比較したところ、オキシトシン投与はいずれのルートでも同程度に摂食を抑制した。腹腔内投与は自発行動(鎮静、覚醒)や血糖上昇も抑制したが、経鼻投与ではこうした影響は見られないことがわかり、オキシトシンの経鼻投与が有効かつ安全な治療ルートになる可能性が示された。(HealthDay News 1月21日).Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.