腎結石予防のためにサイアザイド系利尿薬を投与しても糖尿病リスクは上昇しないとの研究結果が、「Journal of Urology」12月号に掲載された。.米メイヨークリニックのSingh氏らによる報告。1984~2011年にミネソタ州内の1郡で腎結石を発症した2,350例について分析したところ、腎結石初回発症後の同薬処方は患者全体の14%で、腎結石予防のための処方は同3.6%で確認された。初回発症後10年の糖尿病発症リスクは投与群で9.2%、非投与群で4.2%(HR=2.91、95%CI:2.02~4.20)と投与群で有意に高かったが、高血圧の有無や年齢などで調整すると有意ではなくなった(HR=1.20、95%CI:0.78~1.83)。予防投与群のみでのリスク上昇は認められなかった(HR=0.80、95%CI:0.28~2.23)。(HealthDay News 2014年12月22日).Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.
腎結石予防のためにサイアザイド系利尿薬を投与しても糖尿病リスクは上昇しないとの研究結果が、「Journal of Urology」12月号に掲載された。.米メイヨークリニックのSingh氏らによる報告。1984~2011年にミネソタ州内の1郡で腎結石を発症した2,350例について分析したところ、腎結石初回発症後の同薬処方は患者全体の14%で、腎結石予防のための処方は同3.6%で確認された。初回発症後10年の糖尿病発症リスクは投与群で9.2%、非投与群で4.2%(HR=2.91、95%CI:2.02~4.20)と投与群で有意に高かったが、高血圧の有無や年齢などで調整すると有意ではなくなった(HR=1.20、95%CI:0.78~1.83)。予防投与群のみでのリスク上昇は認められなかった(HR=0.80、95%CI:0.28~2.23)。(HealthDay News 2014年12月22日).Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.