内臓脂肪に存在する免疫細胞「制御性T細胞(Treg)」は、脂肪組織に特徴的な分化・増殖機序を持つことが、理化学研究所の小安重夫氏らから報告された。.「Nature Immunology」電子版に1月19日掲載された論文。検討では、野生マウスの内臓脂肪からTregを採取して分子発現を解析し、内臓脂肪のTregにはインターロイキン-33(IL-33)受容体が高発現していること、Tregの分化・増殖にはIL-33とIL-33受容体が必須なことが明らかになった。肥満マウスの内臓脂肪ではTregが大幅に減少し、血糖値が上昇していたが、IL-33を投与するとTregが増加し、血糖値が改善した。子安氏らは、ヒトの肥満や2型糖尿病の病態解明や治療に応用が期待されるとしている。(HealthDay News 1月30日).Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.
内臓脂肪に存在する免疫細胞「制御性T細胞(Treg)」は、脂肪組織に特徴的な分化・増殖機序を持つことが、理化学研究所の小安重夫氏らから報告された。.「Nature Immunology」電子版に1月19日掲載された論文。検討では、野生マウスの内臓脂肪からTregを採取して分子発現を解析し、内臓脂肪のTregにはインターロイキン-33(IL-33)受容体が高発現していること、Tregの分化・増殖にはIL-33とIL-33受容体が必須なことが明らかになった。肥満マウスの内臓脂肪ではTregが大幅に減少し、血糖値が上昇していたが、IL-33を投与するとTregが増加し、血糖値が改善した。子安氏らは、ヒトの肥満や2型糖尿病の病態解明や治療に応用が期待されるとしている。(HealthDay News 1月30日).Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.