内臓脂肪の蓄積があってHbA1cが5.6~6.4%の日本人男性では、糖尿病発症リスクを抑えるために4~5%以上の減量が必要なことが分かった。大阪大学の岩橋氏らの検討で、「Journal of Diabetes Investigation」電子版に2月13日掲載された論文。.検討では、尼崎市職員男性のうち推定内臓脂肪面積100 cm2超で、空腹時血糖126 mg/dL未満または随時血糖200 mg/dL未満の482例を3年間追跡。リスク最小化に必要な体重減少量を評価したところ、糖尿病の累積発症率は体重増加群で16.2%、体重減少群で10.1%と、2群間で有意な違いはないことが分かった(P=0.0522)。 しかし体重減少群を体重減少量で四分すると、4.3%以上減量していた第4四分位層では糖尿病発症率が3.1%にとどまり、体重増加群の発症率と有意差が認められた(P=0.006)。体重減少量がそれより少ない第3、2、1四分位層の糖尿病発症率は順に9.7%、10.1%、18.3%で、体重増加群との有意差はみられなかった。(HealthDay News 2月16日).Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.
内臓脂肪の蓄積があってHbA1cが5.6~6.4%の日本人男性では、糖尿病発症リスクを抑えるために4~5%以上の減量が必要なことが分かった。大阪大学の岩橋氏らの検討で、「Journal of Diabetes Investigation」電子版に2月13日掲載された論文。.検討では、尼崎市職員男性のうち推定内臓脂肪面積100 cm2超で、空腹時血糖126 mg/dL未満または随時血糖200 mg/dL未満の482例を3年間追跡。リスク最小化に必要な体重減少量を評価したところ、糖尿病の累積発症率は体重増加群で16.2%、体重減少群で10.1%と、2群間で有意な違いはないことが分かった(P=0.0522)。 しかし体重減少群を体重減少量で四分すると、4.3%以上減量していた第4四分位層では糖尿病発症率が3.1%にとどまり、体重増加群の発症率と有意差が認められた(P=0.006)。体重減少量がそれより少ない第3、2、1四分位層の糖尿病発症率は順に9.7%、10.1%、18.3%で、体重増加群との有意差はみられなかった。(HealthDay News 2月16日).Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.