幼年期のBMI変動が特定パターンを示すと、成人期の2型糖尿病発症リスクが高まるとの知見が、「Journal of Internal Medicine」電子版に2月14日掲載された。.ヘルシンキ大学のEriksson氏らによる報告。検討では、フィンランドの国民コホートから1934~44年に出生した1万3,345人の幼少期の成長記録データを抽出(うち11.7%が成人期に2型糖尿病を発症)。11歳時のBMI中央値で2分し、成人期の体組成および耐糖能との関連を評価した。その結果、(1)乳児期はBMI低値で幼少期に急激に上昇する場合、(2)出生時身長とBMIが低く、幼少期のBMIも低い場合――の2パターンが成人期の2型糖尿病リスクと関連することが分かった。 著者らは、「乳児期から幼少期にかけての低体脂肪組成は、小児期の脂肪獲得につながる。また、出生時の低身長から続く平均以下での成長は成人期の低体脂肪率に関連するが、糖尿病発症リスクを増大させてもいる」と説明している。(Health Day News 2月20日).Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.
幼年期のBMI変動が特定パターンを示すと、成人期の2型糖尿病発症リスクが高まるとの知見が、「Journal of Internal Medicine」電子版に2月14日掲載された。.ヘルシンキ大学のEriksson氏らによる報告。検討では、フィンランドの国民コホートから1934~44年に出生した1万3,345人の幼少期の成長記録データを抽出(うち11.7%が成人期に2型糖尿病を発症)。11歳時のBMI中央値で2分し、成人期の体組成および耐糖能との関連を評価した。その結果、(1)乳児期はBMI低値で幼少期に急激に上昇する場合、(2)出生時身長とBMIが低く、幼少期のBMIも低い場合――の2パターンが成人期の2型糖尿病リスクと関連することが分かった。 著者らは、「乳児期から幼少期にかけての低体脂肪組成は、小児期の脂肪獲得につながる。また、出生時の低身長から続く平均以下での成長は成人期の低体脂肪率に関連するが、糖尿病発症リスクを増大させてもいる」と説明している。(Health Day News 2月20日).Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.