日本脳卒中協会は、3月9日の「脈の日」、9日～15日の「心房細動週間」にあわせて、『脳卒中予防への提言―心原性脳塞栓症の制圧を目指して― 第二版』を発行した。.脳梗塞のうち約3分の1は、心房細動が主因となって生じる「心原性脳塞栓症」だ。アテローム血栓性脳梗塞に比べて重症化しやすく、死亡率も高い。しかし一方で、心房細動患者が適切な抗凝固薬治療を受ければ、6割以上で脳梗塞の発症を防げるといわれている。そのため提言では、心房細動の①早期発見、②適切な治療実施、③地域連携によるフォローアップを課題に挙げ、具体的な実行策を提案。実証のため、かかりつけ医で高齢者の受診時に必ず脈診を行い、検査・治療へつなげる仕組みなどの試行を始める。これは、高齢者では心房細動の有病率が上昇するにもかかわらず、心電図検診の機会がないことに着目した対策だ。 なお、同協会では一般向けに「心房細動週間」啓発ウェブサイトも公開（http://www.shinbousaidou-week.org/）。脈を自己チェックする方法の解説動画などを掲載する。「脈の日」は、脳卒中の知識普及などを目的に、同協会が今年から制定した。（HealthDay News 3月5日）.Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.
日本脳卒中協会は、3月9日の「脈の日」、9日～15日の「心房細動週間」にあわせて、『脳卒中予防への提言―心原性脳塞栓症の制圧を目指して― 第二版』を発行した。.脳梗塞のうち約3分の1は、心房細動が主因となって生じる「心原性脳塞栓症」だ。アテローム血栓性脳梗塞に比べて重症化しやすく、死亡率も高い。しかし一方で、心房細動患者が適切な抗凝固薬治療を受ければ、6割以上で脳梗塞の発症を防げるといわれている。そのため提言では、心房細動の①早期発見、②適切な治療実施、③地域連携によるフォローアップを課題に挙げ、具体的な実行策を提案。実証のため、かかりつけ医で高齢者の受診時に必ず脈診を行い、検査・治療へつなげる仕組みなどの試行を始める。これは、高齢者では心房細動の有病率が上昇するにもかかわらず、心電図検診の機会がないことに着目した対策だ。 なお、同協会では一般向けに「心房細動週間」啓発ウェブサイトも公開（http://www.shinbousaidou-week.org/）。脈を自己チェックする方法の解説動画などを掲載する。「脈の日」は、脳卒中の知識普及などを目的に、同協会が今年から制定した。（HealthDay News 3月5日）.Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.
