東北大学の後藤昌史氏らは、糖尿病に対する膵島移植治療において膵島分離に用いる新規酵素カクテルの開発に成功したと発表した。これまで課題だった膵島分離効率を飛躍的に高められる技術になるという。.現在、膵島分離に用いられる酵素剤はコラゲナーゼとサーモリシンのカクテルだが、分離効率が低く、第3の酵素成分が求められていた。それがコラゲナーゼ産生菌由来であることまでは分かっていた。後藤氏らは今回の研究で、その酵素がクロストリパインであると同定。高純度クロストリパインを作製し、これを用いた酵素カクテルで膵島分離効率を向上させた。分離した膵島は障害が少なく、高い活性を保っていた。論文は「Transplantation」電子版に3月24日掲載された。(HealthDay News 3月27日).Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.
東北大学の後藤昌史氏らは、糖尿病に対する膵島移植治療において膵島分離に用いる新規酵素カクテルの開発に成功したと発表した。これまで課題だった膵島分離効率を飛躍的に高められる技術になるという。.現在、膵島分離に用いられる酵素剤はコラゲナーゼとサーモリシンのカクテルだが、分離効率が低く、第3の酵素成分が求められていた。それがコラゲナーゼ産生菌由来であることまでは分かっていた。後藤氏らは今回の研究で、その酵素がクロストリパインであると同定。高純度クロストリパインを作製し、これを用いた酵素カクテルで膵島分離効率を向上させた。分離した膵島は障害が少なく、高い活性を保っていた。論文は「Transplantation」電子版に3月24日掲載された。(HealthDay News 3月27日).Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.