食事性肥満の鍵因子となる分泌性因子neudesinを同定したと、京都大学名誉教授(薬学)の伊藤信行氏らが発表した。エネルギー消費の調節を介して肥満発症に関わるとみられ、抗肥満薬の開発につながることが期待される。.neudesinの存在は、同氏らがヒトcDNAデータベースからシグナル配列を目印に発見した。その生体内機能を調べるためneudesin遺伝子欠損マウスを作成・検討した結果、同マウスでは(1)肥満を誘導する餌を与えても太りにくい、インスリン抵抗性や脂肪肝も生じにくい(2)エネルギー消費が亢進する(3)交感神経系が活性化している(4)脂肪組織でエネルギー消費が亢進している――ことが分かった。論文は「Scientific Reports」5月8日付電子版に掲載された。(HealthDay News 5月18日).Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.
食事性肥満の鍵因子となる分泌性因子neudesinを同定したと、京都大学名誉教授(薬学)の伊藤信行氏らが発表した。エネルギー消費の調節を介して肥満発症に関わるとみられ、抗肥満薬の開発につながることが期待される。.neudesinの存在は、同氏らがヒトcDNAデータベースからシグナル配列を目印に発見した。その生体内機能を調べるためneudesin遺伝子欠損マウスを作成・検討した結果、同マウスでは(1)肥満を誘導する餌を与えても太りにくい、インスリン抵抗性や脂肪肝も生じにくい(2)エネルギー消費が亢進する(3)交感神経系が活性化している(4)脂肪組織でエネルギー消費が亢進している――ことが分かった。論文は「Scientific Reports」5月8日付電子版に掲載された。(HealthDay News 5月18日).Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.