運動が妊娠糖尿病発症リスクを減らし、体重管理を助けることが、「BJOG: an International Journal of Obstetrics and Gynaecology」オンライン版に6月3日掲載された研究報告で明らかになった。 スペインVirgen de la Luz病院のGema Sanabria-Martinez 氏らは、普段まったく、あるいはほとんど運動しない妊婦を対象とした13件の無作為化比較研究から計2,873人のデータのメタ解析を行い、これらの妊婦が運動プログラムに参加した場合どうなるかを調べた。. その結果、運動した女性では妊娠糖尿病リスクが30%以上低下することが分かった。妊娠全期間を通じて運動した女性では同リスクは36%低下していた。. この便益は、引き締め運動や筋力強化運動、柔軟運動、有酸素運動を組み合わせて実施した場合に最も大きかった。妊娠中に運動した妊婦は、運動しなかった妊婦に比べ、妊娠中の体重が約0.9 kg少ないという別の便益も認められた。. Martinez氏は「妊娠中の運動は恐れるべきものではない。今回対象とした研究で行ったような中等度の運動は健康に有意に良い効果をもたらし、母子いずれにとっても安全であることがわかった」と述べている。. 同誌副編集長のMike Marsh氏は、「過去の知見を注意深く分析した今回の研究によって、普段まったくあるいはほとんど運動しない健康な妊婦でも運動する便益があることが示された」と解説。. さらに、「この結果は妊娠中の運動に関する推奨に影響する可能性があるが、この便益がすべての妊婦に当てはまるかを確認するにはさらなる研究が必要だ」と述べている。(HealthDay News 6月6日). http://consumer.healthday.com/diabetes-information-10/misc-diabetes-news-181/exercise-in-pregnancy-can-reduce-risk-of-gestational-diabetes-study-700110.html Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.
運動が妊娠糖尿病発症リスクを減らし、体重管理を助けることが、「BJOG: an International Journal of Obstetrics and Gynaecology」オンライン版に6月3日掲載された研究報告で明らかになった。 スペインVirgen de la Luz病院のGema Sanabria-Martinez 氏らは、普段まったく、あるいはほとんど運動しない妊婦を対象とした13件の無作為化比較研究から計2,873人のデータのメタ解析を行い、これらの妊婦が運動プログラムに参加した場合どうなるかを調べた。. その結果、運動した女性では妊娠糖尿病リスクが30%以上低下することが分かった。妊娠全期間を通じて運動した女性では同リスクは36%低下していた。. この便益は、引き締め運動や筋力強化運動、柔軟運動、有酸素運動を組み合わせて実施した場合に最も大きかった。妊娠中に運動した妊婦は、運動しなかった妊婦に比べ、妊娠中の体重が約0.9 kg少ないという別の便益も認められた。. Martinez氏は「妊娠中の運動は恐れるべきものではない。今回対象とした研究で行ったような中等度の運動は健康に有意に良い効果をもたらし、母子いずれにとっても安全であることがわかった」と述べている。. 同誌副編集長のMike Marsh氏は、「過去の知見を注意深く分析した今回の研究によって、普段まったくあるいはほとんど運動しない健康な妊婦でも運動する便益があることが示された」と解説。. さらに、「この結果は妊娠中の運動に関する推奨に影響する可能性があるが、この便益がすべての妊婦に当てはまるかを確認するにはさらなる研究が必要だ」と述べている。(HealthDay News 6月6日). http://consumer.healthday.com/diabetes-information-10/misc-diabetes-news-181/exercise-in-pregnancy-can-reduce-risk-of-gestational-diabetes-study-700110.html Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.