高感度CRP(hs-CRP)は動脈硬化進展の指標として有用であるが、2型糖尿病患者では、肥満の有無でhs-CRP値に影響するリスク因子が異なることが、川崎医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科の下田将司氏らの検討でわかった。詳細は「J Diabetes Investig」に 6月20日掲載された。.同氏らは、2型糖尿病の外来患者275人(平均年齢64.4歳、ベースラインのhs-CRP値<0.3mg/dL)を対象に、動脈硬化に関連した種々のリスク因子とhs-CRP値との関連を検討した。.その結果、目標値を達成したリスク因子の数が多いほどhs-CRP値が低く、多変量回帰分析によるとTGとBMIがhs-CRP値と強く相関することがわかった。.また、肥満・非肥満患者別の検討から、肥満(BMI≧25kg/m2)例ではBMIと尿中アルブミンの高値が、非肥満例ではTG高値とスタチン未使用がhs-CRP値の独立した因子であることも判明したという。(HealthDay News 7月7日).Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.
高感度CRP(hs-CRP)は動脈硬化進展の指標として有用であるが、2型糖尿病患者では、肥満の有無でhs-CRP値に影響するリスク因子が異なることが、川崎医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科の下田将司氏らの検討でわかった。詳細は「J Diabetes Investig」に 6月20日掲載された。.同氏らは、2型糖尿病の外来患者275人(平均年齢64.4歳、ベースラインのhs-CRP値<0.3mg/dL)を対象に、動脈硬化に関連した種々のリスク因子とhs-CRP値との関連を検討した。.その結果、目標値を達成したリスク因子の数が多いほどhs-CRP値が低く、多変量回帰分析によるとTGとBMIがhs-CRP値と強く相関することがわかった。.また、肥満・非肥満患者別の検討から、肥満(BMI≧25kg/m2)例ではBMIと尿中アルブミンの高値が、非肥満例ではTG高値とスタチン未使用がhs-CRP値の独立した因子であることも判明したという。(HealthDay News 7月7日).Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.