厚生労働省は1月15日、インフルエンザが流行シーズン入りしたことを発表した。全国約5,000の定点医療機関で1月4日~10日に報告されたインフルエンザの患者数が、1医療機関当たり2.02人と前週(0.89人)から倍増し、全国的な流行開始の指標である1.00人を上回った。例年12月の流行入りが1月にずれこむのは、2006~07年シーズン以来9年ぶり。流行のピークは1月下旬から2月上旬となる見込みで、厚労省は、本格的な流行を前に、改めてマスク着用や手洗い、予防接種など感染予防を呼びかけている。 定点以外を含む全国の医療機関を第1週に受診した患者数は約13万人と推計され、前週の推計値(約6万人)の倍以上に増加した。1医療機関当たりの患者報告数を都道府県別にみると、沖縄県(8.19人)が最も多く、秋田県(7.85人)、新潟県(5.73人)、北海道(4.84人)、千葉県(2.49人)、福島県(2.47人)、岩手県(2.40人)、鳥取県(2.31人)が続いた。すべての都道府県で患者数は前週よりも増加していた。. 直近の5週間(2015年第50週~2016年第1週)で検出されたインフルエンザウイルスはAH3亜型とAH1pdm09(2009年に流行した新型インフルエンザと同じもの)の割合がほぼ同程度で多かったが、B型も検出されていた。(HealthDay News 2016年1月18日). Copyright (c) 2016 HealthDay. All rights reserved.
厚生労働省は1月15日、インフルエンザが流行シーズン入りしたことを発表した。全国約5,000の定点医療機関で1月4日~10日に報告されたインフルエンザの患者数が、1医療機関当たり2.02人と前週(0.89人)から倍増し、全国的な流行開始の指標である1.00人を上回った。例年12月の流行入りが1月にずれこむのは、2006~07年シーズン以来9年ぶり。流行のピークは1月下旬から2月上旬となる見込みで、厚労省は、本格的な流行を前に、改めてマスク着用や手洗い、予防接種など感染予防を呼びかけている。 定点以外を含む全国の医療機関を第1週に受診した患者数は約13万人と推計され、前週の推計値(約6万人)の倍以上に増加した。1医療機関当たりの患者報告数を都道府県別にみると、沖縄県(8.19人)が最も多く、秋田県(7.85人)、新潟県(5.73人)、北海道(4.84人)、千葉県(2.49人)、福島県(2.47人)、岩手県(2.40人)、鳥取県(2.31人)が続いた。すべての都道府県で患者数は前週よりも増加していた。. 直近の5週間(2015年第50週~2016年第1週)で検出されたインフルエンザウイルスはAH3亜型とAH1pdm09(2009年に流行した新型インフルエンザと同じもの)の割合がほぼ同程度で多かったが、B型も検出されていた。(HealthDay News 2016年1月18日). Copyright (c) 2016 HealthDay. All rights reserved.