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医療・健康ニュース/ハイライト/

トコジラミの表皮、殺虫剤に対抗して厚くなる?(2016.4.21掲載)

トコジラミ(南京虫)の「皮膚」が厚くなりつつあり、これによって一般的な殺虫剤に対する耐性が高まっている可能性があることが、新たな研究で示唆された。この知見から、トコジラミが世界中で増加している理由を説明できる可能性があるという。

研究著者であるシドニー大学(オーストラリア)のDavid Lilly氏は、「トコジラミが殺虫剤に対抗するために用いた生物学的メカニズムを解明できれば、その防御の隙を突き止め、新しい対策に利用できる可能性がある」と話す。

トコジラミは、ヒトや動物が眠っているときに血液を吸う寄生虫で、刺された跡には痛みを生じる。「PLOS ONE」に4月13日掲載された今回の研究結果から、トコジラミに対してより有効な殺虫剤の開発につながる可能性があるという。

トコジラミは他の昆虫と同様に、クチクラと呼ばれる外骨格で覆われている。Lilly氏らは走査電子顕微鏡を用いて、殺虫剤に耐性をもつトコジラミから採取したクチクラの厚さを、耐性の低いトコジラミのそれと比較した。その結果、クチクラが厚いほど、殺虫剤に曝露されたときにトコジラミが生存する可能性が高いことが判明した。(HealthDay News 2016年4月13日)

http://consumer.healthday.com/gastrointestinal-information-15/parasites-health-news-524/fighting-back-bed-bugs-grow-a-thicker-skin-709933.html
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