2HDN糖尿病ニュース7月14日配信2
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適度な「パスタ」は減量に効果的?(2016.7.14配信)

新たな研究で、イタリア料理で用いられる小麦の加工食品「パスタ」の摂取が、実は減量に有効である可能性が示された。2万人弱のイタリア人のデータを分析した結果、適度なパスタの摂取は過体重や肥満リスクの低下と関連することがわかった。

筆頭著者であるIRCCS Istituto Neurologico Mediterraneo Neuromed(イタリア、ポッツィッリ)疫学・予防医学のGeorge Pounis氏は、「今回の知見により、個人の嗜好でパスタ料理を楽しむことは、正常範囲内のBMIを維持し、ウエスト周囲長を減らし、ウエスト・ヒップ比を改善することにつながる可能性が示された」と述べている。

これまでの研究で、果物や野菜、穀物、豆類、オリーブ油、魚、鶏肉を中心とした地中海食はおもに心臓の健康によいとされてきたが、地中海地域で主食とされるパスタの健康への影響については明らかにされていなかった。

近年では、肥満への懸念からスパゲッティ、マカロニ類をはじめとするパスタの摂取を避ける傾向がみられていたが、同氏は「パスタを食べることが体重増加につながることはなく、むしろその逆であることが判明した」と強調し、この知見はこれまでの考えを改めるきっかけになるとの見方を示している。詳細は「Nutrition and Diabetes」オンライン版に7月4日掲載された。

今回の研究は、2万3,000人強のイタリア人を対象とした2件の大規模研究の結果を分析したもの。このうち1件はモリーゼ州(イタリア半島南部に位置する)の住民を対象としたMoli-saniプロジェクト、もう1件はイタリア全地域の食習慣を調査した全国健康栄養調査(INHES)であった。

解析の結果、男女ともに、パスタの摂取量が多いほど地中海食の頻度が高いことがわかった。また、パスタの摂取量はBMIやウエスト周囲長、ウエスト・ヒップ比と逆相関を示し、過体重および肥満の有病率の低下と関連していた。なお、研究グループは、どの程度の量までパスタを摂取できるかについては言及していないが、過剰な摂取と体重増加との間には関連がみられたとしている。

「肥満の人は、適正体重~過体重の人に比べて、高齢で、社会経済的地位が低く、ウエスト周囲長やウエスト・ヒップ比が大きく、また、1日あたりのパスタの消費量は多い傾向がみられた」と、責任著者である同研究所のLicia Iacoviello氏らは述べている。しかし、今回の研究から、パスタを含めた地中海食を適度に摂取することは健康によいことが示されており、「減量を目指す人はパスタを避ける必要はない」と同氏は強調している。(HealthDay News 2016年7月5日)

https://consumer.healthday.com/vitamins-and-nutrition-information-27/food-and-nutrition-news-316/now-pasta-is-good-for-your-diet-712612.html

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