1-2 HDN7月25日「ヘルスハイライト」No.1
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脳卒中の9割は予防可能(2016.7.25配信)

脳卒中の大部分は予防可能であることが、「The Lancet」オンライン版に7月15日掲載された研究でわかった。この研究では、10個の制御可能なリスク因子が世界の全脳卒中の90%の原因であることが見出された。修正できるリスク因子のなかでは、高血圧が最も重要であったという。

筆頭著者の1人であるマクマスター大学(カナダ、ハミルトン)公衆衛生研究所(PHRI)臨床准教授のMartin O’Donnell氏は、「全地域において、高血圧は最も重要な修正可能なリスク因子であり、脳卒中の疾病負荷を軽減するための重要な標的であることが確認された」と話している。

今回の研究では、各リスク因子を排除することで脳卒中がどの程度減少するかを調べるため、全大陸の約2万7,000人を対象として、特定のリスク因子による脳卒中発症率を検討した。

その結果、高血圧を排除すれば、脳卒中リスクは約48%低下すると推定された。それ以外のリスク因子を排除した場合、運動不足では36%、質の悪い食事では23%、肥満では19%、喫煙では12%、心疾患では9%、糖尿病では4%、飲酒では6%、ストレスでは6%、脂質(血中脂質)では27%、リスクが低下した。

これら10個のリスク因子を組み合わせた場合、全ての地域群、年齢群、男女でのリスク低下は90.7%であった。ただし、地域によりリスク因子の重要性は異なり、たとえば、高血圧は北米、オーストラリア、西欧では約39%の脳卒中を引き起こすが、東南アジアでの寄与率は約60%であった。(HealthDay News 2016年7月15日)

https://consumer.healthday.com/cardiovascular-health-information-20/heart-stroke-related-stroke-353/most-strokes-are-preventable-study-712930.html

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