1-1 HDN8月4日「今日のニュース」No.2
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初経、閉経の遅い女性は寿命が長い(2016.8.4配信)

月経の開始が遅い女性および閉経の遅い女性は、90歳まで生きる比率が高いことが、新たな研究で示された。

研究著者である米カリフォルニア大学サンディエゴ校のAladdin Shadyab氏は、「今回の研究で、初経年齢が12歳以上の女性、自然閉経か手術によるものかを問わず閉経年齢が50歳以上の女性、生殖可能年齢が40年間を超えていた女性は、90歳まで生きる確率が高いことが明らかにされた」と話している。同氏は、自身の祖父が102歳まで生きたことがきっかけとなり、長寿に関する研究に関心をもったという。

今回の新たな研究では、現在も継続中の大規模研究である「女性の健康イニシアチブ(WHI)」に参加した、さまざまな人種・民族の米国人女性1万6,000人を対象とした。対象者の55%が90歳まで生存していた。

Shadyab氏によると、初経年齢が遅かった女性は冠動脈疾患などの特定の疾患になる確率が低く、閉経年齢が遅かった人は全体的な健康状態が優れている比率が高かったという。因果関係は明らかにされていないが、このような因子により女性の長寿を説明できる可能性があると、同氏は述べている。

今回の研究では、喫煙と糖尿病という健康に有害な2つの因子をもつ比率が、初経や閉経の遅かった女性では低いことがわかった。「喫煙などの因子は、心血管系や卵巣に損傷をもたらす可能性があり、それにより閉経が早まると考えられる。そして、閉経が遅く、生殖可能年齢の長い女性は、心血管疾患のリスクが低いようだ」とShadyab氏は指摘している。

「長寿の達成は公衆衛生の包括的な目標であり、多くの人が『どうすればもっと長く生きられるのか』という答えを求めている」と同氏は述べ、「今回の研究は、女性が高齢まで生存できる確率を予測する因子に着目した研究としてはまだ入り口にすぎない。祖父から得た着想をもとに、今回の結果を受けて長寿の裏にある科学に貢献し続けることに奮い立つ思いである」と、付け加えている。

この知見は、「Menopause」に7月27日オンライン掲載された。(HealthDay News 2016年7月27日)

https://consumer.healthday.com/pregnancy-information-29/menstruation-news-473/later-beginning-end-to-menstruation-may-extend-women-s-lives-713246.html

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