1-2 HDN8月8日「ヘルスハイライト」No.2
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「女性のオーガズム」が存在する生物学的な理由(2016.8.8配信)

女性のオーガズムは、進化の過程において、もともとは受精のために必要なものだった可能性があることが、米イェール大学生態学・進化生物学教授のGunter Wagner氏らの研究で示唆された。

男性のオーガズムは精子を卵子と出会わせる役割を果たすものだが、女性のオーガズムの役割はこれまで謎であった。Wagner氏らは、女性のオーガズムがどのように発達したかの手がかりを見つけるために、ヒト以外の哺乳類を調査した。同氏らは調査で、女性のオーガズムに伴う特徴的な反射である、プロラクチンとオキシトシンというホルモンの放出に着目した。

多くの哺乳類で、この反射は排卵時に役割を果たしており、卵巣からの卵子の放出を刺激するのに役立つという。

現代の哺乳類では幅広い変化がみられるものの、ヒトの祖先では、この特性は排卵に必要であった可能性がある。

Wagner氏らは、「この反射は進化後に生殖には不要となり、副次的な働きとして女性のオーガズムが残された。また、クリトリスは進化を通して解剖学的な位置が移動したと考えられ、そのため、現在は性交中に直接刺激される可能性は低くなった」と述べている。

研究論文は、「JEZ-Molecular and Developmental Evolution」8月1日号に掲載された。(HealthDay News 2016年8月1日)

https://consumer.healthday.com/sexual-health-information-32/orgasm-health-news-510/briefs-emb-8-1-female-orgasm-jmde-yale-release-batch-2798-713468.html

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