2HDN糖尿病ニュース8月18日配信2
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身体活動で5つの致死的疾患リスクが低減する(2016.8.18配信)

日常的な身体活動量を増やすと5つの主要な疾患の発症リスクが低下する可能性のあることが、新しい研究で示された。

1980~2016年に報告された174件の研究データを分析したところ、週あたりの身体活動量が多い人では、乳がん、大腸がん、糖尿病、虚血性心疾患、脳梗塞の発症リスクが低下することがわかった。

研究者らは、今回、「MET-分」の指標を用いて、どの程度の身体活動量が健康にベネフィットをもたらすのかを評価した。MET-分とは、身体活動時のエネルギー代謝量の目安となる指標である。

その結果、身体活動量が増えるに伴って、これらの5疾患のリスクが低下することが判明し、とくに週あたり3,000~4,000MET-分/週の身体活動量で最もベネフィットが大きいことがわかった。3,000MET-分の運動は、階段上り(10分)、掃除機かけ(15分)、庭仕事(20分)、ランニング(20分)、ウォーキングまたはサイクリング(25分)などの日常的な身体活動で達成できるという。

論文の筆頭著者である米ワシントン大学保健指標評価研究所(シアトル)のHmwe Kyu氏は、「高齢化社会が進むなか、1990年以降、心血管疾患や糖尿病による死亡が増加している。そのため、基礎疾患をもたない一般の人を対象に、運動を促す介入策の実施が必要とされている」と述べ、総合的な身体活動量を細かく定量化した研究がさらに行われれば、身体活動量別にもたらされるベネフィットが正確に評価されるようになるだろうとの考えを示している。

この研究は、「BMJ」オンライン版に8月9日掲載された。

同誌の付随論説を執筆した英ストラクライド大学のPhilippe Autier氏らは、今回の研究では、高強度の身体活動を短時間行った場合と、低強度の運動を長時間行った場合でこれらの疾患リスクの低下幅に違いが生じるかどうかは不明だとし、今後の研究では、運動量の測定法を統一する必要があると指摘している。(HealthDay News 2016年8月9日)

https://consumer.healthday.com/fitness-information-14/misc-health-news-265/briefs-emb-8-9-6-30pmet-physical-activity-disease-risk-bmj-release-batch-2812-713702.html

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