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バグパイプによる肺感染症で奏者が死亡(2016.9.1配信)

英国のバグパイプ奏者が、楽器に起因する真菌感染症で死亡したとの報告が、「Thorax」8月22日号に掲載された。

報告によると、管楽器の内部は湿度が高く、真菌やカビの増殖が促進され、これを日常的に吸い込むことで過敏性肺炎という肺の慢性炎症性疾患を引き起こす可能性があるという。この疾患は通常、鳥類、特にハトへの日常的な曝露に関係するといわれている。

今回報告されたのは、2009年に過敏性肺炎と診断された61歳男性の症例。男性は症状が悪化して呼吸や歩行が困難になり、2014年に入院した。男性は過敏性肺炎と診断されていたものの、原因は不明のままだった。男性はハトを扱うことはなく、喫煙もせず、自宅にカビや水害の徴候はみられなかった。

ただし、男性は趣味としてバグパイプを毎日演奏していた。楽器内部の数カ所から検体を採取し、検査したところ、さまざまな種類の真菌が多数認められた。男性は治療のかいなく死亡し、剖検の結果、肺が著しく損傷していたことが判明した。

これまで、トロンボーンやサキソフォンの奏者では過敏性肺炎の症例が報告されているが、バグパイプに関係する症例はこれが初めてだと、研究を報告した英サウス・マンチェスター大学病院のJenny King氏らは述べている。管楽器はいずれも、真菌やカビで汚染されて過敏性肺炎のリスクをもたらす可能性があるが、使用後はすぐに楽器を掃除し、乾燥させることで、このリスクを軽減できる可能性があるという。(HealthDay News 2016年8月23日)

https://consumer.healthday.com/respiratory-and-allergy-information-2/misc-respiratory-problem-news-580/bagpipe-lung-infection-kills-man-714064.html

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