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放射線科医は「0.5秒」で乳がんを見分けられると判明(2016.9.8配信)

訓練を積んだ放射線科医は、マンモグラム(乳房X線画像)の異常を0.5秒で見分けられるという新たな研究が報告された。米国と英国の研究グループによる実験結果で、経験豊富な放射線科医はX線画像で疑わしい所見を素早く判定できるとの説を裏づける結果となった。

実際には、放射線科医がマンモグラムの評価にわずか0.5秒しか費やさないということは決してないが、今回の結果から、乳がんには放射線科医が即座にわかる検出可能な徴候が存在することが示唆されるという。

研究上席著者のJeremy Wolfe氏は、「放射線科医は、マンモグラムを最初に見た時点で『直感』をもつ。われわれは、この直感が画像中に実在する何かに基づいていることを突き止めた。専門医が異常を示すマンモグラムを見て一瞬で何かに気づくという事実は、極めて印象的である」と述べている。それだけでなく、放射線科医は病変の存在しない対側の乳房を見ても、何らかの異常を検出することが可能であると、Wolfe氏は付け加えている。

同氏は米ハーバード大学医学大学院(ボストン)眼科学・放射線科学教授で、米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院の視覚的注意研究室を率いている。この研究は、「Proceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)」に8月29日オンライン掲載された。

Wolfe氏は、「今回の結果から、正常とされる乳房にも異常に見える何かがあり、それを検出できる可能性があると示唆された。これらの結果を考え合わせると、放射線科医は、その時点ではわからない初期の全体的な異常の徴候に気づいていると考えられる」と説明している。

その徴候を定義することができれば、さらに優れた画像ツールの開発や医学的訓練の向上につながる可能性があると、同氏は話している。(HealthDay News 2016年8月29日)

https://consumer.healthday.com/cancer-information-5/mammography-news-460/radiologists-breast-cancer-detection-pnas-bwh-release-batch-2841-714256.html

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