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「集中的」なSMBGで血糖コントロールが有意に改善 -週3回のルーチン測定は患者の行動変容につながるとの結果も(2016.9.20配信)

インスリン治療を受けていない日本人2型糖尿病患者において、血糖自己測定(SMBG)を2カ月ごとに3日間連続、1日7回集中的に測定したデータを用いた管理により、HbA1c値が有意に改善することが、京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻の西村亜希子氏、同大学院糖尿病・内分泌・栄養内科学の原島伸一氏らの検討でわかった。一方で、週3回のルーチンなSMBG測定は体重や血圧値の改善をもたらすほか、患者の行動変容も促すことが判明し、毎日頻回測定を行う従来法に比べて、測定回数を抑えても良好な糖尿病管理ができることが報告された。「Journal of Diabetes and its Complications」オンライン版8月28日に掲載の論文。

今回、同氏らは、インスリン治療を受けていない2型糖尿病患者におけるSMBGの有用性と、毎日頻回測定する従来法に比べて測定回数を減らした2つの測定法による血糖管理への影響を検討するランダム化比較試験を行った。

対象は、非インスリン使用で、血糖コントロールが不良な成人2型糖尿病外来患者62人。対象患者を(1)「体系的な(structured testing)」SMBG群(30人)と(2)週3回ルーチンにSMBG測定を行う群(32人)にランダムに割り付けて24週間観察し、HbA1c値の変化などを比較検討した。

体系的SMBG群では2カ月に1回、決められた連続3日間、1日7回測定を行った。もう一方のルーチンSMBG群では、週3回(月曜および金曜日の朝食前、水曜日の夕食前)の測定を行った。いずれの群もSMBGの総測定回数は隔月で25回を超えなかった。

その結果、ベースラインから24週間後のHbA1c値の変化は、ルーチンSMBG群では有意な低下はみられなかったが、体系的SMBG群では0.32%有意に低下していることがわかった。一方で、ルーチンSMBG群では、体重(-0.94kg)および血圧値(-6.8/4.7mmHg)が有意に低下していた。

体系的SMBG群では、ルーチンSMBG群に比べて経口血糖降下薬の増量や併用薬の追加などの積極的な処方変更の頻度が高かった。また、ルーチンSMBG群における継続的なSMBG測定は、より患者の行動変容を促し、糖尿病患者のセルフケア行動評価尺度であるSDSCA(The Summary of Diabetes Self-Care Activities Measure)を用いて評価した食事や運動の質が有意に改善していた。同氏らは、これらの改善がそれぞれの群のHbA1c値の有意な改善と体重や血圧値の有意な低下につながったと考察している。(HealthDay News 2016年9月20日)

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