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妊娠初期のMRIは安全 ―ただし、造影剤は避けるべき(2016.9.20配信)

妊娠初期のMRI(磁気共鳴画像)検査は胎児にリスクをもたらさないようであるとの報告が、「Journal of the American Medical Association(JAMA)」オンライン版に9月6日掲載された。セント・マイケルズ病院(カナダ、トロント)のJoel Ray氏らの研究。

今回の解析では、2003~2015年のカナダ、オンタリオ州での出生140万件超のデータを分析し、妊娠初期にMRIを受けた女性と受けていない女性を比較し、生まれた児の追跡調査を4歳まで行った。

その結果、妊娠初期にMRIを受けても、死産、先天異常、出生直後の死亡リスクは上昇せず、4歳までの失明、難聴、またはがん発症のリスク上昇もみられなかった。

従来、妊娠中期~後期のMRIは胎児に安全だと考えられているが、胎児の主な臓器や身体構造が形成される時期である妊娠初期については、安全性に関する情報が不足していた。別の専門家によると、MRIに関する懸念は、MRIの高周波の磁場により胎児の組織が熱されるのではないかとの懸念に端を発していたという。

さらにRay氏らは、妊娠中に造影剤であるガドリニウムを用いたMRIを受けた女性と、MRIを受けていない女性を比較した。ガドリニウム造影MRI検査を受けた女性では、死産または新生児死亡のリスクがわずかに高かった。ただし、本研究ではそうした事象の発生件数は少なかった。また、同検査を受けた女性の子どもでは皮膚疾患リスクもやや高かった。

Ray氏は、「妊娠初期のMRIで、胎児の発達は変化しないようだ。ガドリニウム関連の問題は少数ではあったが、今回の知見は、絶対に必要でない限り妊婦にガドリニウムを投与しないという臨床ガイドラインを支持している」と話している。(HealthDay News 2016年9月6日)

https://consumer.healthday.com/pregnancy-information-29/pregnancy-risks-news-546/mris-safe-during-first-month-of-pregnancy-study-714522.html

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