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糖尿病患者では結婚により過体重リスクが低下(2016.9.26配信)

2型糖尿病患者では、既婚者は独身者よりも過体重である可能性が低いとの研究結果が、横浜市立大学医学研究科/茅ヶ崎市立病院の近藤義宣氏らにより報告された。また、配偶者と同居している糖尿病男性では、高血圧や高血糖などの関連因子を合併し、心疾患や脳卒中のリスクを高める病態であるメタボリック症候群を有する可能性も低いことが判明したという。

近藤氏らは、2010~2016年の2型糖尿病患者270人の診療記録を検討した。対象者のうち180人は既婚者(男性109人、女性71人)で配偶者と同居しており、90人は独身者であった(男性46人、女性44人)。

体脂肪の指標であるボディ・マス・インデックス(BMI)の平均値は、既婚者(24.5)では独身者(26.5)よりも低かった。また、独身者に比べて既婚者のほうが、血糖コントロールの指標であるHbA1c値が低く(7.3%対7%)、メタボリック症候群の比率も低かった(68%対54%)。

年齢、性別などの因子について統計的に調整しても、既婚者は過体重である可能性が50%低く、性差は有意とは考えられなかった。既婚男性のメタボリック症候群リスクは独身男性よりも58%低かった。ただし、女性では婚姻状態とメタボリック症候群との関係にエビデンスは認められなかった。

今回の研究は、ドイツ、ミュンヘンで開催された欧州糖尿病学会議(EASD)集会で9月15日に発表された。学会発表された研究は、査読を受けて医学誌に掲載されるまでは予備的なものとみなされる。(HealthDay News 2016年9月16日)

https://consumer.healthday.com/diabetes-information-10/type-ii-diabetes-news-183/marriage-may-help-keep-weight-gain-at-bay-for-diabetics-714929.html

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