Close up of elderly person with walking zimmer
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外科ICUの患者は身体を動かすほうがよい(2016.10.11配信)

外科集中治療室(ICU)の患者は、できるだけ早くベッドから離れて動き回るとよい―こんな研究結果が「The Lancet」10月1日号に掲載された。米マサチューセッツ総合病院(ボストン)のMatthias Eikermann氏らの研究。

研究では、米国、ドイツ、オーストリアの外科ICU患者200人を対象として、早期離床群104人と術後の標準的ケア群96人に無作為に割りつけた。その結果、通常よりも早期に動くように勧められた患者は、そうでない患者に比べて早くICUを退室し、退院した。

同氏は、「重度外傷あるいは大手術後の入院患者は、外科ICUの滞在を乗り越えられることがますます増えている。しかしICUで長期間を過ごすと筋力低下が生じることが多く、そのために長期のリハビリが必要になる可能性がある。人によっては退院後1年間も、歩行や身の回りのことができないことがある」と言う。

それぞれの患者で1日の目標を設定することが、今回の新しいプロトコルの重要な要素だ。このプログラムを用いると患者の退院が早まるだけでなく、退院時に必要な支援も少なかったという。

Eikermann氏はさらに、「今回の研究では入院費用は調べなかったが、データから入院期間およびICU滞在期間の短縮、さらには患者転帰の改善が示され、本プログラムの実施により医療の質が高まることが示唆された。本研究に参加した病院の一部は、早期離床プログラムの実施を始めている」と述べている。(HealthDay News 2016年9月30日)

https://consumer.healthday.com/caregiving-information-6/intensive-care-979/early-activity-aids-surgical-icu-patients-715350.html

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