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日本人2型糖尿病、若年ほどGERD有病率が高い -道後Studyデータを解析(2016.10.17配信)

日本人2型糖尿病患者では、プロトンポンプ阻害薬(PPI)やヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2RA)の使用にかかわらず、若年であるほど胃食道逆流症(GERD)の有病率が高まることが、愛媛大学大学院第3内科の池田宜央氏と同大学院疫学・予防医学講座の古川慎哉氏らの研究グループの検討でわかった。2型糖尿病患者を前向きに調査している道後Studyのデータを解析したもので、詳細は「Digestive Diseases and Sciences」9月22日オンライン版に掲載された。

日本人2型糖尿病患者における年齢とGERDの関連を検証した疫学研究は限られている。そこで、研究グループは、2009~2014年に糖尿病と診断された患者1,051人を多施設で前向きに追跡している道後Studyのベースラインデータを用いて、患者の年齢とGERD有病率との関連を検討した。

対象とした19歳以上の2型糖尿病患者847人を、年齢により1)56歳未満、2)56歳以上64歳未満、3)64歳以上71歳未満、4)71歳以上89歳未満の4つの群に分けて、GERDの有病率を比較した。GERDは、Carlsson–Dentの自記式質問票(QUEST)スコア4点以上と定義した。

その結果、対象患者全体のGERD有病率は31.5%であった。年齢が若いほどGERD有病率が高く、GERDの調整後のオッズ比は、71歳以上89歳未満群に比べて56歳未満群では3.73(95%信頼区間2.16~6.53)、56歳以上64歳未満群では1.98(同1.21~3.27)、64歳以上71歳未満群では1.66(同1.05~2.68)であった(P for trend=0.001)。

PPIまたはH2RAを服用している201例に限定した解析においても、56歳未満であることがGERDの存在と関連していた(調整後オッズ比5.68、95%信頼区間1.55~22.18、P for trend=0.02)。(HealthDay News 2016年10月17日)

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