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股関節骨折患者の死亡率は大規模な教育病院で低い(2016.10.24配信)

股関節骨折を起こした高齢者は、大きな教育病院で治療を受けた場合に比べて、小規模な地域病院で治療を受けると死亡率が高い可能性があると、新たなカナダの研究で示唆された。

カナダでは股関節骨折患者の約10%が病院で死亡しているが、患者管理の違いによって生存率が改善するか否かは、ほとんどわかっていないという。今回の研究では、2004年1月から2012年12月までにカナダで初回の股関節骨折で入院した65歳以上の患者16万8,000人強のデータを調べた。

股関節骨折で入院した患者1,000人あたりの死亡者数は、大規模な教育病院に比べて、小規模病院(50床未満)では43人多く、中規模病院(50~199床)では14人多いことがわかった。股関節骨折の手術を受けた患者1,000人あたりの死亡者数は、教育病院に比べて中規模病院では11人多かった。

この研究は「Canadian Medical Association Journal」10月17日号に掲載された。

股関節骨折患者は手術を受けることが多い。研究を率いたブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ、バンクーバー)のKatie Sheehan氏は、「高齢者の股関節骨折の発生率は一般的ながんと同程度だが、転帰はがんよりもはるかに悪い」と話す。「治療をしても30%が1年以内に死亡し、25%は歩行が不可能となり、22%は自立した生活ができなくなる。この数字はこの15年間変化しておらず、カナダでは股関節骨折が大きな健康問題とされている」と、Sheehan氏は同誌のニュースリリースのなかで述べている。

小規模病院や中規模病院に比べて教育病院での股関節骨折患者の死亡率が低い理由については、さらに研究を重ねる必要があると、研究グループは述べている。(HealthDay News 2016年10月17日)

https://consumer.healthday.com/senior-citizen-information-31/artificial-hip-news-44/seniors-with-hip-fractures-fare-better-in-large-teaching-hospitals-study-715834.html

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