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血糖値を下げるには食後すぐの運動が効果的?(2016.10.27配信)

2型糖尿病患者の血糖値を下げるには、食後すぐに10分間のウォーキングを行うとよいことが、新しい研究で示された。


この研究によると、食後すぐにウォーキングを行った群では、他の時間帯に運動した群に比べて食後血糖値が12%低下していた。食後血糖値がもっとも低下したのは夕食後に歩いた場合で、その低下率は22%に達したという。

研究著者であるオタゴ大学(ニュージーランド)のAndrew Reynolds氏は「現行の診療ガイドラインでは、2型糖尿病患者は週150分間の運動が推奨されている。しかし、今回、食後の運動に血糖値を下げる効果があることが明らかにされたことから、とくに炭水化物を多く含む食事の後には運動を行うように推奨内容を改訂する必要がある」と述べ、「食後のウォーキングを日課としてほしい」とアドバイスしている。

今回の研究で、同氏らは2型糖尿病患者41人を対象に、週150分間のウォーキングを行ってもらった。研究の第1フェーズでは、対象患者には毎日30分間、好きな時間帯にウォーキングを行ってもらい、第1フェーズ終了から30日後に開始した第2フェーズでは、対象患者には毎食後5分以内に10分間のウォーキングを行ってもらった。血糖値をモニターした結果、食後すぐにウォーキングを行うと血糖値が効果的に下がることが明らかにされた。

一方で、食後の運動を推奨する動きに異を唱える研究者もいる。米モンテフィオーレ医療センター(ニューヨーク市)臨床糖尿病センターのJoel Zonszein氏は、運動は糖尿病管理の一部であるべきだとし、「2型糖尿病患者では心疾患の合併が高頻度でみられ、食後には心臓への負荷が大きくなることから、食後すぐの運動を勧める際には注意が必要だ」と説明している。

同氏によると、これまで多くの研究で運動による血糖コントロール改善効果が検討されてきたが、運動や生活習慣の改善だけでは良好な血糖コントロールが得られない症例も多い。そのため、「2型糖尿病患者の管理では、生活習慣の改善とともに適切な薬物療法が重要になる」と、同氏は述べている。

また、同誌に掲載された第2の研究では、英ロンドン大学(UCL)健康行動研究センターのAndrea Smith氏らが、身体活動量と2型糖尿病の発症との関連を調べた23研究を分析した。120万人強の対象者のうち8万2,000人以上が2型糖尿病を発症していた。

解析の結果、週150分間以上の運動を行う群では、2型糖尿病の発症リスクは26%低いことが判明した。また、推奨される150分間以上の運動を行うとさらなるベネフィットが得られ、2型糖尿病の発症リスクは半減することもわかった。これらの知見は、「Diabetologia」オンライン版に10月17日掲載された。(HealthDay News 2016年10月18日)

https://consumer.healthday.com/diabetes-information-10/type-ii-diabetes-news-183/take-a-walk-after-your-meal-to-fight-diabetes-715937.html
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