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疾患・分野別ニュース/糖尿病/

有酸素運動が1型糖尿病患者の血糖管理に有用(2016.10.27配信)

有酸素運動は、インスリンポンプを使用している1型糖尿病患者の血糖コントロールに有効であることが、小規模な研究で示された。

1型糖尿病患者13人を、有酸素運動を行う群(6人)と運動しない群(7人)にわけて3カ月間観察したところ、運動を行った群では、少ないインスリン使用量で、3カ月後の平均血糖値が1カ月後の値に比べて有意に9%低下したほか、高血糖イベント(血糖値180mg/dL超)の発生頻度も低いことがわかった。

 

自己免疫疾患である1型糖尿病では、患者自身の免疫機構が膵臓のβ細胞を攻撃してしまい、インスリンを産生できなくなる。そのため、患者は1日数回のインスリン補充が必要となるが、この補充手段としては頻回の注射あるいはインスリンポンプが使用されている。

 

今回の知見では、インスリン療法に運動を併用すると、1型糖尿病患者は疾患管理がしやすくなり、使用するインスリンの量も少なくてすむ可能性が示された。ただし、米国糖尿病協会(ADA)によると、1型糖尿病の管理には運動だけでは不十分で、インスリン補充が必須であることが強調されている。

 

「この研究から、身体活動が1型糖尿病の血糖管理の質を向上させることがわかった。われわれの知見は、1型糖尿病の患者教育において、インスリン注射のモニタリングだけでなく、食生活と運動にも焦点を当てるべきことを示唆している」と、研究著者の1人である米マイアミ大学ミラー医学校糖尿病研究所のLivio Luzi氏は述べている。なお、同氏らは、より大規模な研究を行う必要があると付け加えている。

 

同研究所に所属し、同誌の部門編集者でもあるRodolfo Alejandro氏(本研究には参加していない)は、「今回の研究で、1型糖尿病の管理には運動が重要な因子であることが示された。近年の糖尿病患者数の増加に伴い、運動プログラムを治療の一環とすることが高く推奨されている。インスリン療法と運動を組み合わせることで、患者にとってよい結果がもたらされる可能性がある」との見解を述べている。

 

この知見は、「Cell Transplantation」オンライン版に9月20日掲載された。(HealthDay News 2016年10月14日)

 

https://consumer.healthday.com/fitness-information-14/misc-health-news-265/exercise-aids-insulin-in-type-1-diabetes-management-715789.html

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