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大気汚染は健康な若年者でも血管に有害(2016.11.2配信)

自動車や工場、発電所などにより生じる微粒子物質(PM2.5)に断続的に曝されると、疾患のある人や高齢者に健康リスクが生じるだけではなく、若くて健康な成人でも血管が損傷される可能性があることがわかった。

米ルイビル大学(ケンタッキー州)糖尿病・肥満センターのTimothy O’Toole氏らが実施した研究で、「Circulation Research」オンライン版に10月25日掲載された。この研究では、大気汚染と若年者の血液の異常変化とが関連づけられた。この異常は経時的に心疾患につながる可能性があるという。

O’Toole氏らは、燃焼により生じる大気汚染物質PM2.5に着目した。被験者は米ユタ州に居住し、喫煙していない健康成人72人(平均年齢23歳)。ユタ州プロボではその気象パターンと地理的特徴から、定期的に顕著な大気汚染が生じるため、2013、2014、2015年冬期の大気の変化にあわせて被験者の血液検査を実施した。

その結果、大気汚染レベルが上昇すると、細胞の損傷および細胞死の徴候が増大した。血管新生を抑制する蛋白や、血管の炎症を示す蛋白のレベルも大気汚染に伴って上昇していた。

O’Toole氏は、「今回の結果から、汚染された環境に住むと従来考えられていたよりも高率かつ早期に、高血圧・心疾患・脳卒中を発症する可能性があることが示唆された。大気汚染の悪化は、高リスク群に心臓発作や脳卒中を生じさせる可能性があるのみならず、全ての人にとって問題となる」と述べている。(HealthDay News 2016年10月25日)

https://consumer.healthday.com/cardiovascular-health-information-20/misc-stroke-related-heart-news-360/air-pollution-can-harm-blood-vessels-even-in-healthy-young-716153.html

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