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疾患・分野別ニュース/糖尿病/

「午後早めの夕食」は減量に有効か?(2016.11.10配信)

夕食を午後2時にとり、残りの時間は何も食べないで過ごすと、過体重者では空腹感が減り、夜間の脂肪燃焼がやや増えることが、小規模な研究で示された。

筆頭著者である米アラバマ大学栄養科学部のCourtney Peterson氏らは、この方法は肥満を治癒するものではないが、減量法のひとつとなる可能性があり、大規模研究で効果を検証する価値があるとしている。この知見は、米ニューオーリンズで開催された米国肥満学会の年次集会で、11月3日に発表された。

この方法は、“time-restricted feeding(食事時間制限法)”と呼ばれるもので、一定の時間内に食事をすませ、残りの時間は何も食べないことを指す。これまでの基礎研究から、この方法で体脂肪量が減少し、慢性疾患リスクが低減することが報告されている。

今回の研究で、同氏らは11人の成人男女を対象に、食事時間制限による影響を検討した。参加者の平均年齢は32歳で、平均BMIは30だった。

参加者には、午前8時から午後2時までの間に食事をする食事時間制限を4日間行ってもらい、続けて午前8時から午後8時までの間に食事をする通常の食事パターンを4日間続けてもらった。食事は研究者の監視下で提供されたもののみとし、どちらの食事パターンもカロリー摂取量は同等に設定した。

その結果、食事時間を制限すると、一般的な食事パターンに比べて、全体的なカロリー消費量や脂肪燃焼量には差はみられなかったが、夜間のある一定時間における脂肪の燃焼量が増加していた。同氏によると、これは食事時間の制限が炭水化物と脂肪の燃焼を交換する身体能力を高めることによるもので、“metabolic flexibility(代謝柔軟性)”と呼ばれる現象だとしている。なお、午前8時半から午後7時半の脂肪燃焼量には、2つの食事パターンで差はみられなかった。

また、食事時間を制限している間、参加者に空腹の程度を尋ねると「空腹だ」と回答する率が低かった。この点について同氏は、日中の早い時間帯にカロリーを多く摂取すると、一般的な夕食の時間帯にはあまり空腹を感じないのだろうと推察している。

同氏によると、ヒトには体内時計が備わっており、代謝機能の多くは午前中にもっともよく働くという。この体内時計と同期して食事をとることが、脂肪燃焼にはよいことを同氏は指摘しているが、食事時間の制限が長期にわたる体重管理に有効かどうかは明らかではないとしている。

米ウィスコンシン大学名誉教授で、米国肥満学会のスポークスマンを務めるDale Schoeller氏(今回の研究には参加していない)は、食事時間の制限に関する研究はヒトを対象としたものはまだ始まったばかりで、今回の研究も小規模かつ短期間であるため、効果は長続きしない可能性もあると述べている。(HealthDay News 2016年11月3日)

https://consumer.healthday.com/vitamins-and-nutrition-information-27/dieting-to-lose-weight-health-news-195/skip-dinner-boost-your-metabolism-716291.html

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