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食品添加物の乳化剤が大腸がんに関連 ―マウス研究(2016.11.14配信)

ほとんどの加工食品に使用されている添加物である乳化剤が、大腸がんに関連する可能性があるとのマウス研究の結果が、米ジョージア州立大学生物医学研究所助教授のEmilie Viennois氏らにより報告された。乳化剤は、舌触りを改善して保存期限を延ばすために食品に添加される。

マウスに対して2種類のよく使われる乳化剤を定期的に投与すると、炎症と大腸がんを促進する腸内細菌に変化が生じることが判明したという。この2種類の乳化剤は、ポリソルベート80およびカルボキシメチルセルロース。

大腸がんは世界のがん関連死の主要な原因である。近年、大腸がんに腸管内微生物が関連しているとするエビデンスは増加している。Viennois氏は、「大腸がんの罹患率は20世紀半ば以降大幅に上昇している。この疾患の鍵となる特徴は、腫瘍産生に好ましい環境をつくるような腸管内微生物の変化がみられることだ」と話している。

Viennois氏らは以前に、食事からの乳化剤の摂取が腸内に低グレードの炎症を引き起こすことを報告している。共著者の1人は、「これらの疾患における炎症の劇的な増加は、定常的なヒトの遺伝の中で生じており、環境要因に極めて重要な働きをもつことが示唆される」と述べている。

乳化剤が発がん物質であると証明するためはさらなる研究が必要である。また、動物試験の結果はヒトでは再現できないことも多い。この研究結果は、「Cancer Research」11月7日号に掲載された。(HealthDay News 2016年11月7日)

https://consumer.healthday.com/cancer-information-5/colon-cancer-news-96/additive-in-processed-foods-tied-to-colon-cancer-in-mice-716558.html

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