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医療・健康ニュース/今日のニュース/

米国で13例の薬剤耐性真菌感染が報告される(2016.11.14配信)

米国疾病管理予防センター(CDC)は、死に至る可能性もある薬剤抵抗性の真菌感染が米国で13例報告されたと発表した。このうち4例が死亡したが、死因が感染によるものか、患者の基礎疾患によるものかは明らかにされていないという。

CDCによると、カンジダ・オーリス(Candida auris)真菌感染症は世界的な脅威として浮上してきており、病院やその他の医療施設で拡散しているとみられる。CDC代表のTom Frieden氏は、「この薬剤耐性真菌を十分に理解し、封じ込め、拡散を阻止するため、今すぐ措置を講じなくてはならない。この真菌は新たな脅威であり、影響を受けやすい患者を中心に保護する必要がある」と述べている。

CDC発行の「Morbidity and Mortality Weekly Report(MMWR)」11月4日号では、2013年5月~2016年8月に米国で報告された13症例のうち7例を記載している。残り6例については未だ調査中だという。

この7症例は、イリノイ州、メリーランド州、ニュージャージー州、ニューヨーク州で発生。いずれの患者にも重篤な基礎疾患があり、C.オーリス感染症と診断された時点で平均18日入院していた。4人が死亡したが、真菌感染が直接の原因であったのかは未だ不明である。患者2人が同じ病院で治療を受けており、ほぼ同一の真菌株に感染していたことから、C.オーリスは医療施設内で拡散する可能性が示唆される。

CDCは6月、C.オーリスに関する臨床的警告を発行し、各検査施設に対して州や地方の保健局およびCDCへの症例報告と検体の送付を求めている。感染の増大について認識が広がれば、可能性例の詳細な調査が進むことが期待される。C.オーリスには特化した検査法がないため、別の型のカンジダ感染症と誤りやすく、患者が適切な治療を受けられない可能性があるという。さらに、米国内の患者から検出されるC.オーリス株の71%は抗真菌薬にある程度の抵抗性をもっており、治療を困難にしているとCDCは指摘している。

米国で認められた真菌株は南アジアや南米でみられる株と関連していたが、いずれの患者もこのような地域に渡航したことはなく、地元で感染した可能性が高いという。「C.オーリスはここ数年で米国に入ってきたと思われる。われわれは、この真菌の広がり方を詳しく理解すべく尽力している」と、CDC真菌疾患部門のTom Chiller氏は述べている。CDCは現在、感染者の病室を十分に殺菌することを推奨している。(HealthDay News 2016年11月4日)

https://consumer.healthday.com/public-health-information-30/centers-for-disease-control-news-120/13-cases-of-drug-resistant-fungal-infection-in-u-s-cdc-716571.html

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