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他の霊長類も「老眼」になると判明(2016.11.17配信)

ヒトと同様、一部の霊長類は加齢に伴い近くのものが見づらくなるとの報告が、「Current Biology」11月7日号に掲載された。京都大学霊長類研究所のHeungjin Ryu氏らの研究。

互いの毛づくろいをしている野生のボノボ14頭(11~45歳)の写真を精査したところ、高齢になるほど毛づくろいのときに腕を伸ばしていた。Ryu氏は、「野生のボノボは40歳前後で遠視の症状を示すことがわかった。ボノボでみられたパターンは現代のヒトのパターンに酷似していることに驚いた」と述べている。

チンパンジーにおいても、同様の行動に関するエピソードが報告されている。老眼は、高齢のボノボの社会的生活を妨げる可能性があり、毛づくろいのパートナーを選ぶときに高齢の個体が好まれない理由を説明できる可能性があるという。また、ヒトの場合、老眼の高齢者では暗い場所でものを見づらくなる症状も生じるが、ボノボは熱帯雨林の生い茂った木々の陰で暮らしていることから、こうした症状は大きな問題となる可能性がある。

Ryu氏は、今回の知見から、ヒトの老眼は読書や画面の見過ぎによるものではなく、進化の過程で得た自然な老化現象であることが示唆されたと述べている。(HealthDay News 2016年11月8日)

https://consumer.healthday.com/general-health-information-16/animal-research-956/primates-have-trouble-seeing-as-they-age-too-716487.html

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