Model human kidney cross section inside
image_print
医療・健康ニュース/ハイライト/

便秘のある人は腎疾患リスクが高い可能性(2016.11.21配信)

便秘症のある人のほうが腎疾患を発症する可能性が高いことが、米テネシー大学健康科学センター/メンフィス退役軍人医療センター腎臓病学教授のCsaba Kovesdy氏らの研究でわかった。この発見は、便秘を治療することで腎疾患を予防または治療できる可能性があることを示唆しているという。

同氏らは、腎機能が正常な米国退役軍人350万人の医療記録を対象とした。2004~2006年の検討と、2013年までの追跡の結果、便秘症患者はそうでない人に比べて、慢性腎臓病を発症する可能性が13%高く、腎不全になる可能性が9%高かった。便秘症が重症の患者ほどリスクも高かった。

Kovesdy氏は、「今回の研究は、便秘症が腎疾患の原因だと証明するものではないが、腸と腎臓との間に妥当な関連性があることを示し、腎疾患のリスク因子について新たな洞察をもたらす。われわれの結果は、便秘症患者では腎機能の経過を慎重に観察する必要があることを示唆している。今後の研究で便秘症が腎疾患を引き起こすと判明すれば、生活習慣の変更やプロバイオティクスの使用で便秘を治療することにより、患者の腎臓の健康を守ることができる」と述べている。

この研究は、「Journal of the American Society of Nephrology(JASN)」オンライン版に11月10日掲載された。(HealthDay News 2016年11月10日)

https://consumer.healthday.com/diseases-and-conditions-information-37/misc-kidney-problem-news-432/constipation-and-kidney-disease-716584.html

Copyright (c) 2016 HealthDay. All rights reserved.

RELATED ARTICLES