businessman with indigestion or stomach pain
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一般的な胃薬で脳卒中リスクが上昇する可能性(2016.11.24配信)

プロトンポンプ阻害薬(PPI)という胃薬により、脳卒中リスクが高まる可能性があるとの研究結果が、米ニューオーリンズで開催された米国心臓協会(AHA)年次集会で発表された。デンマーク心臓財団(コペンハーゲン)のThomas Sehested氏らの研究。研究結果は、査読を受けて医学誌に掲載されるまでは予備的なものとみなされる。

Sehested氏らは、平均年齢57歳のデンマーク人患者約24万5,000人の記録を分析。全ての対象者が、胃痛と消化不良の原因を特定するための内視鏡検査を受けていた。約6年間の追跡期間中、約9,500人に初回の脳梗塞が発生した。オメプラゾール、エソメプラゾール、 ランソプラゾール、pantoprazoleのいずれかを服用時に、脳卒中が起こるかどうかを調べた。ファモチジンなどのH2 拮抗薬という制酸剤の服用についても確認した。

 

研究の結果、PPIにより全体的な脳卒中リスクが21%高まったが、低用量のPPIを服用した人の脳卒中リスクは高くなく、最大用量の場合はリスクが最大だった。リスクの上昇度はPPIの種類にも左右され、最大用量での脳卒中リスクはランプラゾールの30%からpantoprazoleの94%まで幅があった。

 

PPIではリスクが上昇したがH2拮抗薬では上昇せず、他のリスク因子で調整後も変わらなかった。ただし、今回の研究ではそのデザインから、これらの薬剤と脳卒中リスク上昇との直接的な因果関係は確立できず、関連性を示したに過ぎない。Sehested氏は、「PPIは血管維持に重要な生化学物質の濃度を低減する可能性がある」と述べている。(HealthDay News 2016年11月15日)

 

https://consumer.healthday.com/cardiovascular-health-information-20/heart-stroke-related-stroke-353/could-common-heartburn-drugs-up-stroke-risk-716863.html

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