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マイクロRNAの静脈投与で糖尿病が改善する ――東北大の研究グループがマウスで検証(2016.12.26配信)

東北大学大学院糖尿病代謝内科学の山田哲也氏らの研究グループは、膵β細胞の増殖を促進する2種類のマイクロRNA(miRNA)を同定し、これらのmiRNAを糖尿病モデルマウスに静脈投与すると、インスリン分泌が回復し、高血糖が改善することを突き止めた。miRNAの静脈投与によって自己の膵β細胞の再生に成功した初の研究報告。

膵β細胞の自己再生能力が非常に低いことが糖尿病の治癒を困難にしている大きな理由であるが、miRNAによる膵β細胞の自己再生の促進は、糖尿病の根治につながる新しい治療法となる可能性があるという。詳細は「EBioMedicine」オンライン版に12月7日掲載された。

これまでの研究で、糖尿病患者が骨髄移植を受けると膵β細胞の再生が促進することが報告されていた。研究グループは、骨髄細胞から分泌される何らかの因子が膵β細胞の再生を促進している可能性に着目。糖尿病モデルマウスに骨髄移植を行ったところ、血液中を循環する細胞外小胞(エクソソーム)と膵β細胞において、2種類のmiRNA(miR-106b/222)が増加していることを見いだした。このエクソソームを介した細胞間のmiRNA輸送によって、膵β細胞の増殖が促進されることを確認した。

さらに、インスリン分泌低下を原因とする糖尿病モデルマウスに、今回同定された2種類のmiRNAを静脈投与したところ、膵β細胞の増殖が促進された結果、インスリンの分泌が回復し、血糖値が有意に低下することもわかった。(HealthDay News 2016年12月26日)

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