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女性医師は男性医師よりも優れている?(2016.12.26配信)

米国で入院する高齢者が女性医師による治療を受けた場合、男性医師に比べて死亡率がやや低く、30日以内の再入院率も低いことが新たな研究で示された。

研究を実施した米ハーバード大学公衆衛生学部(ボストン)教授のAshish Jha氏によると、女性内科医の治療を受けた患者の30日以内の死亡率は11.1%、男性内科医では11.5%であった。その差は米国全体では年間3万2,000人に相当し、自動車事故による年間死亡者数と同じくらいだという。この知見は「JAMA Internal Medicine」オンライン版に12月19日掲載された。

今回の研究では、女性医師と男性医師による治療を受けた患者数の差や、勤務する病院の違いなどを考慮しても、女性医師の治療を受けた患者のほうが転帰が良好であった。過去の研究で、女性医師は臨床ガイドラインの順守率が高く、患者と明確なコミュニケーションを取る傾向があることなどが示されており、このような差から今回の結果を説明できる可能性があると、Jha氏は話す。

この知見は、2011~2014年に心疾患、肺炎、腎不全などの疾患で入院したメディケア加入者の記録に基づくもの。5万8,300人を超える一般内科医が1人以上の患者を治療しており、医師の3分の1が女性であった。全体として女性医師は男性医師よりも年齢が若く、大病院や大学医療センターに勤務する傾向が高かったほか、診察する患者の平均数が少なかったが、このような差を考慮しても女性医師の患者のほうが良好な結果がみられた。

死亡率が低減しただけでなく、女性医師の治療を受けた患者は30日以内の再入院率が15%強であったのに対し、男性医師の場合は15.6%であった。ただし、今回の研究は内科医にのみ着目したものであり、対象とした患者も特定の内科疾患で入院した高齢患者に限られていた。外科手術を要する患者やがんなどの患者は対象外であったため、異なる条件でも同じような性差がみられるかは明らかでないと、Jha氏は述べている。

付随論説を執筆した米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)のAnna Parks氏は、性別で医師を選ぶべきではないと述べる一方、今回の知見は、女性医師による治療の質が男性医師に劣るとする一部の考えを否定するものだと指摘している。Jha氏もこれに同意し、「医師を性別により固定観念的に見ている人は、今回の知見によってその誤った考えを打ち消すことができるだろう」と述べている。(HealthDay News 2016年12月19日)

https://consumer.healthday.com/general-health-information-16/doctor-news-206/female-doctors-may-have-an-edge-study-717972.html

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