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「感情の残存」が後の記憶力に影響する可能性(2017.1.5配信)

感情を刺激される経験が将来の出来事に影響を及ぼし、記憶しやすくする感情的な「二日酔い」を生む―こんな研究が、「Nature Neuroscience」2016年12月26日号に掲載された。米ニューヨーク大学心理学部准教授のLila Davachi氏らの研究。

今回の研究で、Davachi氏らは被験者に一連の写真を見せた。1群では最初に感情を刺激する写真、次にあたりさわりのない写真を見せた。もう1群ではあたりさわりのない写真を見せてから、感情を刺激する写真を見せた。6時間後、見た写真をどれくらい覚えているか調べる検査を実施した。

最初に感情を刺激する写真を見せられた被験者は、最初にあたりさわりのない写真を見せられた被験者に比べて、あたりさわりのない写真をよく覚えていた。脳スキャンでは、感情を刺激する写真が脳を呼び覚まし、物事をより効果的に覚えられるためであることが示唆された。

Davachi氏は、「出来事の記憶は、われわれが経験する外界の成り行きだけでなく、われわれの内的状態にも強い影響を受ける。この内的状態は持続し、その後の経験に影響する可能性がある。非感情的な経験の記憶は、感情的な出来事の後で遭遇した場合に一層記憶に残ることがわかった。この結果は、われわれの認知(思考)が先行する経験に大きく影響され、特に、感情に関わる脳の状態が長時間持続する可能性があることを明らかにしている」と述べている。(HealthDay News 2016年12月26日)

https://consumer.healthday.com/cognitive-health-information-26/brain-health-news-80/emotional-hangover-is-real-and-affects-future-experiences-study-718113.html

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