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年末年始に心臓死が増加する理由(2017.1.5配信)

クリスマスから正月にかけて心臓関連死が増大する原因は、冬の寒さではなく休暇シーズンそのものであることが、新たな研究で示された。南半球のニュージーランドで、12月25日~1月7日に心臓関連死が4%以上増大することが判明したという。研究を率いたメルボルン大学(オーストラリア)のJosh Knight氏は、「北半球の冬にみられる“ホリデー効果”は、夏期の南半球でも認められる。季節とは関係なく休暇によるリスクがある」と述べている。

休暇が死亡の増加につながる理由についてはさまざまな見解がある。Knight氏によると、主な原因となっている集団は2つあり、その1つは休暇を自宅で過ごそうとする重篤患者であるという。死期の近い患者は、病院で長く生きるよりも家族とともに年末年始を過ごす選択をし、その結果、高度な治療が受けられず死亡リスクが高くなると、同氏は説明する。

もう1つは、休暇のために治療を先延ばしにしたことにより心臓発作で死亡してしまう患者で、通常であれば死に至ることのなかった集団であるという。その他にもいくつかの説があり、たとえば休暇によるストレス、食事の変化や飲酒量の増加、病院の人員不足、自宅から離れた場所への外出などが考えられる。

今回の研究では、ニュージーランドの25年間(1988~2013年)のデータを分析。計73万8,000件の死亡が発生し、このうち19万7,000件強が心臓関連死であった。毎日の気温については追跡していないが、ニュージーランドの島国の気候では、心臓関連死の原因となるような極端な気温はみられないとKnight氏は述べている。この報告は「Journal of the American Heart Association」オンライン版に2016年12月22日掲載された。

米レノックス・ヒル病院(ニューヨーク市)のItzhak Kronzon氏は、休暇中に死亡例が増加する原因について研究著者らの仮説に同意し、「重篤疾患の患者のなかには、自分の死については自分で管理しようと決めており、年末年始の休暇には薬を止める、医師を呼ばないなどと決める人もいる」と説明している。

この時期の死亡を低減する方法については明確な助言はできないが、高カロリーの食事や喫煙、過剰な飲酒を避けるほか、遠出する場合は緊急時の医療サービスについて把握しておき、心臓に異変の徴候がみられたときは治療を先延ばしにしてはならないと、同氏は話している。(HealthDay News 2016年12月22日)

https://consumer.healthday.com/cardiovascular-health-information-20/heart-attack-news-357/is-season-the-reason-why-heart-deaths-spike-at-christmas-718108.html

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